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寒いよりはマシだと思うんですが、でも度が過ぎるのはちょっとつらいですよね。なんでも国内では40.9℃(2007/8/16)とかいう所(埼玉県熊谷市、岐阜県多治見市)もあるそうで…。今年は勘弁してほしいななんてそんなことをつらつらと。
その40.9℃ですね。もともと多治見市は温暖化対策を取り始めた矢先の不慮の事故だったようですが、熊谷市は…その…環境問題よりも市の活性化に重点をおいて舵を切ったようで…大やけどしましたし。
ボクの知る限り(偏見を交えて)の経過はこんな感じでしょうか。2007年、日本最高気温を更新し全国的に有名になる。2008年、暑さ日本一を売りに大々的に観光PRを展開するも同年の埼玉県の熱中症者数統計が文字通り桁違いの数をたたき出し、事の重大性に気づく。2009年以降は温暖化対策に重点を置くもさしたる効果は出ていない。こんなところでしょうか。
ここからがトリックの種明かしです(妄想や嘘が含まれています)。
熊谷市ばかりが注目を受ける
気象界ではタイ記録は時間的に後の方(今から近い方)に重点を置きますので天気予報などで取り上げられやすくなります。また都心の主要駅から新幹線・特急・高崎線・湘南新宿ラインを使えば乗り換えなしというアクセスの良さがあり取材クルーを集めやすい(特に暑い2時頃取材すれば夕方のニュースに間に合う)。温暖化対策の出遅れで『いつでも暑い』が定着している。などから報道されやすい環境にあると思われます(東京近郊)。
熱中症者数統計
全国の都道府県別統計で埼玉県だけが突出して多かった件。実は統計の取り方が違うというカラクリなんです。通常は病院からの報告をカウントしていく方式なんですが埼玉県の場合はポリスが噛んでいたのです(病院沙汰にならない分もカウントされた)。県としては事態を重く受け止めていたようで…。
経済効果
対策の出遅れを導いた魔法の数字。暑さ日本一を売りにすることで得られる利益をリアルな金額で示されたことでみんな目がくらんじゃった(^υ-)。実はこの経済効果ってマイナス(デメリット)が示されることは無い恐怖の公式で算出されます。簡単に言うとマイナス部分は経済損失という形で別計上されるわけです。
周りはまだ魔法にかかっている
温暖化対策なんて一市町村レベルでどうにかできるものでもありませんから周囲の協力は不可欠でしょう。そもそも偶然そこに気象台があったにすぎないのです。にもかかわらず有名になったのは熊谷市だけ、同じ境遇に置かれているにもかかわらずのこの格差です。熊谷市を有する埼玉県は対策に本腰を入れています。しかし、残念ながら熊谷市は県境に位置し、お隣は群馬県なのです。そしてこの群馬県の三大都市、前橋市・高崎市・館林市はやはり暑いのです…。
隣接県の事情
暑いのですから暑さで観光客を集めたいところです。しかし困ったことに東京都との間には埼玉県が鎮座しています。しかも直結機関である新幹線・特急・高崎線・湘南新宿ラインはすべて途中にある熊谷駅に停車してしまうのです。これでは暑さ目当ての観光客はすべて熊谷駅で下車してしまいます。ですから欲しいのです『真・暑さ日本一』の称号が。お金を呼び込む魔法の言葉が。それがもろ刃の剣だとしても、、、(そういえば群馬人はギャンブル好きで有名orz)
隣接県の憂鬱(笑)
もちろんいいことばかりではありません。群馬県はまた避暑地としても客を呼び込もうとしているのです。半分は山でできているこの県はもとより避暑地として温泉や冬場はスキー場もあるのです。もし暑さが売りの県なんてイメージが付けばこれらの経済損失計り知れないものとなるでしょう。加えて日本有数の避暑地としてのイメージをもつ長野県と隣接します。都心からのアクセスの場合、たいして変わらないのです。結構露骨な対立(あと一駅区間なのに線路が繋がってないっ!!)が見受けられる程なのに内部が分裂状態では結果は政治を見るより火を見るより明らかでしょう。
なんだか変な方向にいってしまいましたf(^ ^;)。言いたかったことは、日本の夏、暑すぎない夏を目指しましょーってことなんですよ。
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